HONMEMO

読書備忘録です。

2006-08-23から1日間の記事一覧

高野聖・眉かくしの霊/泉鏡花

高野聖は明治33年の作。妖しくて、艶っぽくて、恐ろしくて、美しい・・・。蛇ののたくる道、山蛭の落ちてくる森を抜けた一軒家にたどりついた若い修行僧は、白痴と暮らす美しく妖しい女と出会う。滝川で汗を流す時に*1世話を焼いたその女は、男を猿や馬など…