2007-03-15から1日間の記事一覧
高校生の頃か、「Xへの手紙」だったか何か(それすらよく覚えていないのだが)を読みかけて放り出して以来、読もうと思いながら読まなかった小林秀雄。本書は、その頃思ったほど難解でもなく*1、面白く読んだが、期待していたような「眼が見開かされるような…
「第七障害」を併録。私小説というのではないけれど、氏の公式サイトでプロフィールを見てみるとふ〜むと思ったりするところもある。 キング・クリムゾンかあ。イッツ・オンリー・トーク?エイドリアン・ブリュー?なんだかぴんと来なくてWikiで調べたら、私…
呂太后の君臨する後宮へ入ることとなった、零落して久しい旧名家の娘と奴隷に売られた弟の物語。 私は2編ほどしか読んでいないけれど、宮城谷昌光は、長編小説のイメージがあるが、本書は短いながらしみじみとした良いお話だった。 解説は藤原正彦。絶賛して…