路地とは、被差別部落のこと。中上健次がそう呼んでいたからだという。部落出身の著者が、日本各地の路地を訪ねて、部落問題の今を問うというものでもあるのだが、一方で、著者のきわめて個人的な物語でもある。 糾弾的でもなく、淡々でもなくという本書のよ…
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