映画
なかなか良い映画を2本見た。 トランスアメリカ 性同一性障害で女になろうとしている男を演じる女優*1フェリシティ・ハフマンがうまい。うますぎてもらい泣きしそうになる。親子ものにはそれでなくても弱いのだ。本作は父子だか母子だかわからんけど…。 いろ…
近頃TV、DVDで見た映画をメモしておく。 ライフ・イズ・ビューティフル NHKBSで。名作として名高い映画だけれども、タイトルが臭すぎて(邦訳すると「素晴らしき哉人生」?)なんだかなと思っていたのだが、名声を得るだけの素晴らしい映画だった。ロベルト…
周防監督の作品ということで、シリアスな問題でもコミカルにユーモラスに描いているのかと思えば、さにあらず。日本の裁判制度の問題点を真正面から捉えて突きつけるといった感じの娯楽作品というよりは社会派作品で、ずっしり重い印象があとに残る。 主演の…
007カジノ・ロワイヤル まあ次から次へとちとやりすぎでは?という感じではあるけれど、楽しめる映画ではある。おじさんにとっては、ショーン・コネリーがやはり一番だけれど、ロジャー・ムーアとか*1よりはいい。ボンド・ガールのエヴァ・グリーンは好みの顔立…
DVDやTVで観た映画をまとめてメモ。もう一つ二つ見た気がするのだが。すぐメモしておかないと忘れるな。 スーパーサイズ・ミー 1ヶ月マックを食べつづけるとどうなるか自らの体で実験するという、マイケル・ムーア的なドキュメンタリー。アメリカ人ってほんとに…
ちょっと前にカズオ・イシグロ書き下ろし脚本ということで知って、Bunkamuraで観た。上品な大人の恋愛映画。年齢層が結構高い感じだったが、実際、まあセンター街のお子ちゃまたちには退屈なだけだろう。 時代は第二次上海事変前夜。おそらくは命からがら逃…
昨日の朝日新聞朝刊に、カズオ・イシグロの取材記事が結構大きく出ていた。「わたしを離さないで」に関するもののほか、カズオ・イシグロ書き下ろし脚本の映画「上海の伯爵夫人」について。まもなく公開のようだ。監督は、「日の名残り」や「眺めのいい部屋」…
最近見た映画を(DVD、TVで見たものも含めて)、メモしておく。 トリノ、24時からの恋人たち 見ようと思っていた映画が満席だったので、その代わりに(というのも変だが)見ることにしたのだけれど、これも満席になって驚いた。 映画博物館に住み込みで警備…
NHKBS2にて。20年も前になるか、ビデオで見て以来。カンボジア内戦というか、クメール・ルージュの恐ろしさ。ベトナム戦争もそうだけれど、カンボジア内戦になると一層複雑怪奇で、未だに何がなにやら良くわからなくなる。この映画のイメージだけが鮮烈なのだ…
昨日朝11時半のを見ようと思って割りに早く行ったのだけれど*1満席とやらで、1時半から見る。銀座シネパトスにて。 昭和天皇は、天皇機関説問題、ニ・ニ六事件等を経て神格化されていったとはいえ、絶対権力を自ら積極的に行使するということをしなかった。む…
NHKBS2で。なんという摩訶不思議な映画だろうか。ストーリーを追う意味の全くない映画のように思える。女優を見る映画という感じ。カトリーヌ・ドヌーブはまあそんなものかという感じだったけど、エマニュエル・ベアール、ヴィルジニー・ルドワイヤン…
昨日、NHKBS2にて。かみさんによるとCGではないのだそうな。驚き。どうやって撮ったんだ?ってことがずっと気になって、口があんぐりあいたまま。芸までさせてる感じの編集(?)も面白い。 WATARIDORI コレクターズ・エディション [DVD]
NHKBS2にて。40年前の名高い映画だが、はじめて見る。ストーリー自体は他愛もないものだけれど、映像の切り取り方や光の使い方などとても斬新な気がする。シャンソンがすばらしく、全体としてホントにシャレた出来栄え。
比較的最近今村監督の「うなぎ」をDVDで観た。かみさんが借りてきたのだが、カンヌで賞を獲ったからといって(というか、そういう作品だからこそ)面白いのか?と斜に構えて見ていたが、これがえらく面白かった。といって「楢山節考」を見ようという気も起こ…
NHKBS2にて。原作は宮本輝の名作。こういうものを映画化してろくなものになるはずはないと思いつつ、冒頭だけでもと思って見てみたら、引き込まれてしまった。四半世紀前の作品だけど、その頃にしたって、こんな戦後の貧しい時代背景を引きずった暗〜いエン…
テンポのいい、楽しい映画だった。佐藤浩市ってなかなかいい俳優になったなと最近思う。原作は読んでいないが、かみさんによると原作とはずい分違うらしい。
NHKBS2で。涙が出るほど懐かしかった。四半世紀ぶりに見た。正統ブリティッシュハードロックというより、前衛、アバンギャルドだわ。‘Dazed and Confused’が圧巻だった。ジミー・ペイジもロバート・プラントも何かヘタウマという感じがいいなあ。ボンゾの若す…
気持ちのいい映画だった。恵比寿ガーデンプレイスにて。小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ3人のために作ったような映画だ。舞台が夏のヘルシンキなのだけれど、冬になったら全く違う世界になるのだろうな、などと関係のないことを考えていた。良い映画だけ…
ここ2ヶ月位の間にみた映画を、DVDで見たものも含めて、まとめてメモしておくことにする。 [映画]メゾン・ド・ヒミコ 柴咲コウは、恨みがましい目がとてもいい女優だと思う。オダギリジョーの持つ独特な雰囲気が良く出ていた。 [映画]パッチギ! 日韓関係、ベ…
何やら巷の評判が良いとのことで、大して期待せず、かみさんに引きずられて見に行く。昭和33年の東京の庶民の生活を切り取ったもの。私は、団塊の世代である一平たちより一回りほど下になるのだけれど(33年には生まれていない)、それでもこの映画の持つ空気…
あ〜面白かった。絢爛たる俳優陣、緊密なプロット、言うことなし。これまでの三谷幸喜作品の中でも最高傑作では?
三谷幸喜の「12人の優しい日本人」が舞台で再演されている*1ようだけれど、チケットが手に入るわけでなし。ヘンリー・フォンダ主演「十二人の怒れる男」と併せてDVDを借りて見る。「優しい日本人」は「怒れる男」のパロディ作品。両作品ともすごく面白かった…
楽しい風刺映画。ビデオで。子供たちとお母さん(もたいまさこ)がいい顔をしている。いい映画なのだけれど、お金を払って映画館で観るかとなるとどうかなぁ(映画ならではのアクション巨編的なもの以外の比較的地味な作品は、もうちょっと安くしてくれない…
久方ぶりに映画を見る。恵比寿ガーデンシネマにてモーターサイクル・ダイアリーズasin:B00067HDZM。ゲバラの青春期というので、もう少し思想色の強い、あるいは全共闘的ノスタルジアのような嫌な感じを想像していたが、落ち着いたいい映画だった。主人公達を…