- 作者: 池澤夏樹
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1991/12
- メディア: 文庫
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この本の良さを人に伝えるのは、私のような文才のない人間には難しい。空をふと見上げさせられたり、娘の行く末をちらと思わされたりする。巻末の須賀敦子の絶賛の解説も素晴らしい。須賀敦子もこれまで読んだことのない作家で、積読中の「ヴェネツィアの宿」を読むのが楽しみになった。
池澤夏樹のお父さんが福永武彦だってことを知ったのも割合に最近のこと。「廃市」「草の花」・・・懐かしいなぁ、といっても雰囲気だけしか覚えてないけど。いずれ読み返すこともあるかも。