子供の頃、正月に親父が詠んでかるたをとったものだったが、自分が親父になって子供とかるたとりをしたのは1回だけだろうか。これから百人一首を百人「ひとくび」などと読み間違える子供が増えたりして・・・。和歌の良さが分ったのは、私の場合、丸谷才一「新々百人一首」*1による。年のせいもあるかな。高校で暗記させられたりとか、勉強だと思うと良さが分らないもの。著者のような環境はまた特別として、日本の伝統文化に自然に触れられるような環境が少しずつでも広がって欲しいと思う。何だかそういう環境、機会が減っていくばかりなんだな。国際化が進む中ではとても大事なことだと思うんだが・・・。
- 作者: 白洲正子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/12/22
- メディア: 文庫
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*1:ISBN:4103206071