HONMEMO

読書備忘録です。

第一阿房列車/内田百輭

 クスっと笑える*1。私も飲んべぇなだけに、共感できるところ多々あるのだが、名所旧跡に興味なく、列車に乗って宿で飲んだくれて帰ってくるだけで満足って・・・。車内でも飲んでるとき以外は子供のように窓から顔を出して景色を眺めてることが多いみたいなんだが・・・。しかもホントかどうか知らんが、借金して(一等で!)行くっていうのだからすごい。百輭先生愛すべし。ヒマラヤ山系君もイイ味。ただこの本は旧字、旧かなのままの方がふさわしい。

第一阿房列車 (新潮文庫)

第一阿房列車 (新潮文庫)

*1:このユーモア感覚は、ジェローム「ISBN:4122003512:title」的というか、師の漱石的というか。