HONMEMO

読書備忘録です。

世界青春放浪記/ピーター・フランクル

 数学者であり、大道芸人である著者の来日前までの自伝。ハンガリーに生まれたユダヤ人ということで、当時の東欧の、あるいは共産圏の生活を、また、ユダヤ人に対する差別というものなどを興味深く読んだ。
 「人は見かけによらない」というのは、「通常人は見かけによる」ということと同義なわけで、氏などもテレビなどで見てなかなか感じのいい人だなと思っていたが、この本など読むと、やはり人は見かけによると思ってしまう(見かけによらず・・・というところも中にあるのだけれど)。日本に来てからのことを書いた続編も出ているらしく、読むのを楽しみにする。

世界青春放浪記 僕が11カ国語を話す理由 (集英社文庫)

世界青春放浪記 僕が11カ国語を話す理由 (集英社文庫)