建築家安藤忠雄にかねてから興味を持つところがあって、読んでみた。経済や技術的制約の中で、思惑、利害を異にする建築家(設計家)と依頼主や職人が、緊張感をはらみながら一つのモノを作り上げていくその過程を描く。安藤の真摯な人となりに感心し、一つのモノを作りあげることのやりがいというものを再認識させてくれて、羨ましくも思い、さわやかでもある。大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
この眼で是非光の教会を見てみたい。
かみさんによると、以前に木村拓也が安藤役(!?)をやってドラマ化されたことがあるというのだが・・・
- 作者: 平松剛
- 出版社/メーカー: 建築資料研究社
- 発売日: 2000/12
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