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読書備忘録です。

三万年の死の教え/中沢新一

 梅原猛「天皇家の“ふるさと”日向をゆく」の解説を中沢新一が書いていたつながりで・・・というか角川文庫のフェアか何かで平積みにされていて手に取ってみた。吉本隆明が中沢の仕事を絶賛していたような記憶がある。
 平易な言葉で書かれているが、私ごときには、分ったような分らないようなではあるものの、チベット密教の奥深さ(の入り口)が分る。「臨死体験」として報告されるものと共通するところも多い。オウム真理教を思い出させるのは不幸なこと。

三万年の死の教え―チベット『死者の書』の世界 (角川文庫ソフィア)

三万年の死の教え―チベット『死者の書』の世界 (角川文庫ソフィア)