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読書備忘録です。

勝者の混迷〜ローマ人の物語6・7/塩野七生

 ポエニ戦争カエサル登場までの、グラックス兄弟の改革、スパルタクスの乱、ポンペイウスの活躍などの時代。これらのエピソードはそれぞれ一つ一つで一冊の本になるのだろうけれど、つぼを押さえて簡潔に記述されていて、素晴らしいやら有り難いやら。マリウス、スッラなど私の知らない(スッカラカンに忘れていただけかもしれないが)人々の話も興味深かった。次はいよいよカエサル登場になるのだろうが、ゆっくり急がず読むことにしよう。

ローマ人の物語 (6) ― 勝者の混迷(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (6) ― 勝者の混迷(上) (新潮文庫)