今回の候補作はあまり良いものがなかったというのが全体的な印象のようだ。受賞作「土の中の子供」も、積極的に推したのは黒井千次だけのようだ。もう一人くらいいたかな?(手元にないので分らなくなった。)今回も山田詠美の選評が、陳腐な比喩のけなし方とか辛辣で面白かった。○を一つもつけなかったとか。
作品を読まずに選評だけ読んでも、選者それぞれの目の付け所や見方がわかって結構面白いものだ。昔からの選評を集めて一冊にした本とか作らないかな。
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