「ブエノスアイレス午前零時 (河出文庫―文芸コレクション)」がいかにも芥川賞受賞作らしいブンガク作品であるのに比べて、この作品は官能ホラーサスペンスという趣で、エンタメ要素もたっぷりなのだが、それでも、女のしぐさや匂いについての描写などじっくり書き込まれているという感じで、そこいらのエンタメとは一線を画しているというべきか。色っぽくて怖いお話。
- 作者: 藤沢周
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/02/10
- メディア: 文庫
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「ブエノスアイレス午前零時 (河出文庫―文芸コレクション)」がいかにも芥川賞受賞作らしいブンガク作品であるのに比べて、この作品は官能ホラーサスペンスという趣で、エンタメ要素もたっぷりなのだが、それでも、女のしぐさや匂いについての描写などじっくり書き込まれているという感じで、そこいらのエンタメとは一線を画しているというべきか。色っぽくて怖いお話。