何でこの作品を知ったのだったか。山本周五郎賞受賞作ということでだったろうか。これもブックオフで105円で見つけて購入。石に描かれた野鳥がつなぐ6つの短編。それぞれの内容は、縄田一男が解説でコンパクトにまとめているので省略するが、「密猟志願」の少年との交流とか好きだなぁ。清々しい読後感を残す。
稲見一良はガンの宣告を受けてから本格的に小説を書き出したらしい*1。そう知ってみると、作品がまたちょっと違って見える気もするのだが。
- 作者: 稲見一良
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1994/02
- メディア: 文庫
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