私は生来美的な感覚に乏しいというのか、絵を描くのは下手だし、絵画の鑑賞も嫌いではないけれど、しばしば展覧会通いをするわけでもない。でもやはりこの絵はいいとか詰まらないとかはそれなりに感じるわけだけれど、そのどこがいいのかといったことを分析し、それを人に伝えるということになると全くお手上げだ。この本は、名画についての赤瀬川氏の様々な「気づき」を示して、なるほどと思わせるところがたくさんあった。この本で取り上げられた絵画についての見方はもとよりだが、絵画鑑賞の基礎をはじめて(しかも楽しく)教わった。
赤瀬川原平の名画読本―鑑賞のポイントはどこか (知恵の森文庫)
- 作者: 赤瀬川原平
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/04
- メディア: 文庫
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
- 作者: 赤瀬川原平
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/11/08
- メディア: 文庫
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
820円×2@都心の大規模書店