内田樹、町山智浩、小田嶋隆、平川克美による憲法論。いずれも結論は9条改正不要というものだけれど、もちろん旧社会党的な教条主義的議論とは違って、なかなか面白かった(平川のものがもう一つピンと来なかったけど)。内田樹の考え方は、加藤典洋「敗戦後論」に触発されたもののように思える(たぶん)。立花隆の9条論*1と併せて読んで示唆に富む。私も本当にふらふらするので、憲法改正についてはもう少し勉強したい。
なお、高橋源一郎も目から鱗が落ちたとか。書評はこちら
1260円@東京堂書店
*1:[http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/050512_shisyu/:title=憲法9条を死守して「崇高な理想」を貫け]、[http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/050517_futunokuni/:title=日本を軍国主義へと導く「普通の国」論の危険性]