HONMEMO

読書備忘録です。

幻の声/宇江佐真理

 同心の手下をつとめる髪結いの伊三次と芸者お文を主人公にした人情捕物帳。この作者、直木賞に5,6回ノミネートされて受賞を逃しているはず*1。本書も面白く読めるのだけれど、何かもう一つ足りないという感じがして、受賞にあと一歩という感じが確かにするように思うのは結果を知っているからに過ぎないのか?

幻の声―髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)

幻の声―髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)


105円@ブックオフ

*1:本書はオール読物新人賞受賞