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読書備忘録です。

マシアス・ギリの失脚/池澤夏樹

ミクロネシアの島国の大統領マシアス・ギリは、戦後日本との関係を背景に発展を図るが、その不正を島の長老、巫女達に暴かれ、長老会議による「もはや尊敬せず」との宣告を受けて従容として大統領職を下り、そして・・・といった筋だが、様々なエピソードが盛り込まれていて贅沢と言うか、冗長と言うか。近代合理主義は、結局土俗的な自然な生き方にかなわないって話かな。

マシアス・ギリの失脚 (新潮文庫)

マシアス・ギリの失脚 (新潮文庫)


105円@ブックオフ