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読書備忘録です。

天涯の船/玉岡かおる

明治半ば姫さまの身代わりとしてアメリカへ渡り、オーストリア人貴族と結婚して欧州へ、ニ度と日本の土を踏むことのなかった女性と、松方コレクションで知られる松方幸次郎をモデルとした男との大ロマン。大恋愛ってのはちょっと苦手なのだけれど、こういう柄の大きな小説はいい。宝塚歌劇的な雰囲気があるような(宝塚って見たことないケド)。児玉清が解説で大絶賛している。

天涯の船〈上〉 (新潮文庫)

天涯の船〈上〉 (新潮文庫)


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