1960年頃からの書物にまつわる文章を集めて一冊にしたものということで、「書いたことも忘れていた」というものも多いとやら。そういう意味で、どちらかといえば半端な文章の寄せ集めなのだろうけれど、それでも私にとってはなかなか難解だ。三浦雅士によるインタビューなんかチンプンカンプンだわ。まあやはり本書で取り上げられる思想書など多くの本を読み込んできたというような思考の基盤がないとなかなかついていけないかな。それでもいずれゆっくりと時間を取ってじっくり氏の主著(共同幻想論とか)を読みたいと思う。
- 作者: 吉本隆明
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/05/15
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
400円@ブックオフ