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読書備忘録です。

奔馬(豊饒の海・第二巻)/三島由紀夫

これはどうしても三島由紀夫の最期と重ねて読まざるを得ない。三島は何のために割腹したのか?特にその政治的な意図を捉えようとするとき、三島の行為は、私には、言葉は悪いが、ピエロのようにも思えてしまう。しかし、本書の飯沼のように、純粋に生き、若くして美しく死ぬという観念に憑かれていたのだと考える時に、なんとなく理解できるような気もする。

奔馬―豊饒の海・第二巻 (新潮文庫)

奔馬―豊饒の海・第二巻 (新潮文庫)


400円@ブックオフ