朝日新聞だかに連載されたコラムをまとめたものらしい。ぐふふふと笑ってしまう。こういう見方をすることが複眼的思考につながるのだろう(複眼的思考そのものと言っていいのかもしれない)。
解説は松浦寿輝(!)で、宮沢が「サーチエンジン・システムクラッシュ」で芥川賞を逃したときに詮衡委員の目の節穴ぶりを罵ったとか、
共同体に共有されているステレオタイプの愚劣ぶりを浮き彫りにするために、もっと高次の馬鹿々々しさでそれを丸ごとくるみこんでしまう「脱構築的」なパフォーマンスとでも言おうか。
と評するなど、ベタ褒めである。
- 作者: 宮沢章夫
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2004/04
- メディア: 文庫
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