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読書備忘録です。

危機と克服 ローマ人の物語21〜23/塩野七生

ネロの自殺(68年)後、五賢帝までの約30年間の物語。
69年1年間にガルバ、オトー、ヴィテリウスと3人の皇帝が暗殺あるいは自殺に追い込まれるという異常事態。健全な常識人と評されるヴェスパシアヌス帝が継ぐ。その息子ティトゥスはポンペイの災害等にきちんと対処したが早逝、弟ドミティアヌス帝は、元老院に不人気な政策をとって記録抹殺刑に処せられる。
ガリア帝国を作ろうとした動きとか、ユダヤ戦役なんかもあるが、通常、飛ばされてしまう時代の話。それなりに面白いのだが、塩野節がちょっと鼻についてきたな。

ローマ人の物語〈21〉危機と克服〈上〉 (新潮文庫)

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