死刑囚の魂の救済を扱った名作として知られる大著。ドストエフスキーを日本語に分かり易く翻訳するこうなる、という感じの本だった。主人公他家雄の言う「愛」というものは、実感としてはわからない。いつか啓示が訪れるだろうか。
死刑制度や精神医療について様々に考えさせられる本でもある。
- 作者: 加賀乙彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/03
- メディア: 文庫
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今は文字が大きくなって3分冊になっているらしいが、私の買ったのは改版前のもの。
105円×2@BO