最近、シネマ歌舞伎というメディアで「野田版研辰の討たれ」やら「鼠小僧」やらを楽しく見て*1、ちょっと私的に歌舞伎ブームなこともあって、積んであった本書をひっぱりだして読んでみた。
なんと、三島賞の選考に当たって、石原慎太郎、筒井康隆、宮本輝の3人が揃って絶賛*2した稀有の、珍書(?)のようだ。
「作家の値うち」で福田和也が褒めていたような記憶があったのだけれど、39点だった。
色々な仕掛けが楽しいし、蕪、月彦ほか登場人物も魅力的で、久しぶりになかなか良いエンターテインメントを読んだなという感じ。
- 作者: 小林恭二
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/06
- メディア: 文庫
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250円@BO