HONMEMO

読書備忘録です。

ファイティング寿限無/立川談四楼

まだ半人前の落語家が、まずは名前を売れ、という師匠のアドバイスもあって、ボクシングを始め、世界チャンピオンへ挑戦していく…、こう書くと何だかろくでもない小説のようだけれど、笑って泣ける人情噺を聴いているような、肩の凝らない、とても楽しい物語です。
本書を読もうと思ったきっかけは、第4回酒飲み書店員大賞受賞作ということから。新味のない本屋大賞なんかよりずっといいかも、なんて思ってます。呑兵衛なものだから。

ファイティング寿限無 (ちくま文庫)

ファイティング寿限無 (ちくま文庫)