2004年に上梓された旅にまつわる文章、あるいは海外ルポといったものを集めたものです。もっとも古い文章は、1972年に書かれた拘留中の岡本公三との一問一答*1を文春に載せたものですが、もっとも古い旅は、1960年の立花隆が学生の頃の反核映画・写真を携えてヨーロッパを旅したもの(「ヨーロッパ反核無銭旅行」)で、自身のまさに「青春漂流」、本書の中でも一番面白く読めるものになっていると思います。
- 作者: 立花隆
- 出版社/メーカー: 書籍情報社
- 発売日: 2004/10/01
- メディア: 単行本
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*1:岡本のあまりのあほさに唖然とします。