ロッキード事件が喧しかったのは高校・大学の頃です。立花隆の田中角栄研究をはじめ、氏のハイライトである田中追及・告発記事はセンセーショナルでした(あまり読んでいませんでしたが)。本書は、その頃から30年ほどが経って書かれたということもあって、落ち着いた筆という感じはしますが、物足りない感じが否めません。田中角栄を同時代で知らない若者には、田中角栄という人物がどんな人物であったかを概観するための書として優れているかもしれません。
- 作者: 保阪正康
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/07/13
- メディア: 新書
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