わたしは、ある日突然、昔着ていた外套の行方が気になって下宿先や質屋を訪ねて回る。
ゴーゴリへのオマージュ。
脳髄にへばりついた「とつぜん」は、太宰のトカトントンを想起させます。
人の思考を丁寧にたどるような脈絡のないようなあるような文章に味があります。
何で挟み撃ちというタイトルなのか、よくわかりません。私なんかには読めていないということかもしれません。
この本を手にしようと思ったきっかけが何であったのかすっかり忘れています。
- 作者: 後藤明生,竹田信明
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/04/10
- メディア: 文庫
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