HONMEMO

読書備忘録です。

本の音/堀江敏幸

94年から2001年にかけて諸誌に書かれた書評を02年にまとめたものの文庫化。本ノオトと掛けているのだろうと思っていたら、やはりあとがきにその旨あったのだが、その上に「本音」も聞き取っていただければとあって、座布団一枚。
書評に書き方はないが、「簡単なあらすじや内容の刈り込み方で、評者の力量はたいてい知れてしまう」という指摘になるほどと思う。私には縁のない本が大宗だけれど、書評自体を楽しむ。

本の音 (中公文庫)

本の音 (中公文庫)