名著として名高いが、アマゾンの評価などをみても極めて高い評価となっていて、こういう説教くさい内容の本が今なお評価されているということにある意味驚く。倫理的な話のほかに社会科学的な見方を説くところがユニーク。
丸山真男による追悼文もいい。『「甘ったるいヒューマニズム」とか「かびのはえた理想主義」とか、利いた風の口を利く輩には、存分に利かせておこうじゃありませんか。』って、丸山真男はしょっちゅう言われてたろうからな。
- 作者: 吉野源三郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1982/11/16
- メディア: 文庫
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