HONMEMO

読書備忘録です。

ミレニアム1〜3/スティーグ・ラーソン

3部作合計で、文庫版6冊3000ページに及ぶ長編エンターテインメント。謎解きミステリー、サスペンスドラマ、バイオレンスアクション、リーガルサスペンスなどありとあらゆるエンターテインメントの要素を盛り込んだ、著者の処女作にして絶筆の大作。
首から腰にかけて大きなドラゴンタトゥーを持つ孤高の(=社交性のない)主人公リスベットの魅力で、ぐいぐいと物語を引っ張ってまさに徹夜小説。ただ、いろいろな問題解決のカギが、つまるところリスベットの超人的なアスペルガー症候群かとも思われるような映像記憶能力や高度の(違法な)ハッキング能力にあるというのが、フィクションの世界の安直さみたいに感じられもするのだけれど。

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)


ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)


ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)