マティーニの歴史や様々なエピソードを紹介する本。カクテルいろいろあれど、このような本が書かれるのはマティーニしかあるまい。
学生の頃、いろいろとカクテルを作ってみたことがあるが、甘いものが多くて結局マティーニ以外を作ることはなくなった。
究極のドライ・マティーニの作り方として私が知っていたのは、ジンを注いだ後、「ベルモット」とささやくというものだったが、本書によると、チャーチルは、ジンを注いだ後、ベルモットの瓶を一瞥するのだという。どちらがよりドライか、それぞれ作って確かめてみる必要がある。
歴史的には、ずいぶんと甘いマティーニもあったようだし、マティーニ・グラスでサーブされるカクテルは、○○マティーニと呼ばれたりで、それこそいろいろのようだ。
私は、ツイスト(レモンピール)かオリーブか、シェイクかステアかはどちらでもいいが、ベースはジンに限る。あとアメリカのようにどでかいグラスで出してくれれば言うことなし。
- 作者: 朽木ゆり子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/07/17
- メディア: 新書
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