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読書備忘録です。

ロジカルな田んぼ/松下明弘

 著者は、様々工夫しながら、有機・無農薬で山田錦をはじめコメ9町歩を作ったり、新品種を登録したりする自称「稲オタク」。
 なぜこのような農法がうまくいくのか、いろいろと説明はあるのだが、生命力なんていうことを持ち出されてなんだかよく分からなくなるところもある。まあ、科学的にどうかもうひとつ分からないところが、農業の魅力であるかもしれない。
 品質を上げていく努力が重要なのはもちろん、多様性が大事だというのはそのとおり。ただ、著者もTPPの問題を指摘するが、実際、牛丼チェーン用など外食産業用やせんべい用の裾物のコメまでを国産で対応するのは、自助努力だけではどうにもなるまい。

ロジカルな田んぼ (日経プレミアシリーズ)

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