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HONMEMO

読書備忘録です。

花はさくら木/辻原登

大阪の経済力を江戸に持ち込もうとして鴻池・北風の力を削ごうと画策する田沼意次の策謀を軸として、智子内親王(後の女性天皇後桜町)をめぐる皇室事情や朝鮮とも関係する北風の娘菊姫の驚くべき生い立ちなどを絡めて、恋あり、サスペンスありの物語が展開する。北風の裏貿易の大掛かりな仕組みは、スパイものというよりSF作品のテイストもある。許されざる者もそうだが、この作品も物語の楽しさを満喫させてくれる。
解説は池澤夏樹

花はさくら木 (朝日文庫)

花はさくら木 (朝日文庫)