HONMEMO

読書備忘録です。

巴里の空の下オムレツのにおいは流れる/石井好子

1963年上梓。暮らしの手帳に連載されていたということで、ああそれらしい、そういう雰囲気、手触りがあるなと思う。ほとんど料理の作り方ばかりが書かれているのだけれど、それにとどまらず、パリ(西欧)というと、まだまだアクセスがとても大変な時代に、その雰囲気を伝える貴重なエッセイだったということか。
解説は元帝国ホテル社長犬丸一郎と堀江敏幸

巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)

巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)