- リベラル・デモクラシーの下での「統治される能力」〜意見を異にする者同士が、共存する知恵を持っているかどうか。
- 専門化と知識の拡散という二つの動きのために、専門的見地に立ちながら大局的な判断をし、意見を述べるという人々が消え去ってしまった。民主主義にとって重要な「世論の支配」が崩れつつある。中庸の議論が重要。人間がそもそも矛盾を含んだ折衷的な存在であるからには、解決もつねに折衷的たらざるをえない。
- 作者: 猪木武徳
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2015/09/19
- メディア: 文庫
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