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読書備忘録です。

1941 決意なき開戦/堀田江理

日本における真珠湾までの政策決定過程を、英語で米国人向けに書いたものの翻訳。

勝ち目がないと分かっていた戦争に突入してしまった「決意なき開戦」の原因は、日本の統治機構(システム)の欠陥(独裁とは逆の無責任体制)だけでなく、近衛をはじめとする当時のリーダーの性格にも求められる。

新事実、新解釈というものがあるわけではないのだろうが、よくまとまっており、また興味深く読める。翻訳で日本人が読むものとしても十二分に価値があると思う。

 

1941 決意なき開戦: 現代日本の起源

1941 決意なき開戦: 現代日本の起源