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読書備忘録です。

考える日本史/本郷和人

-戦国時代の同盟は全く守られなかった。他国の人間は信用できなかった。→秀吉以前の中世に日本という国家はなかったのではないか?

-日本では、諸外国で見られたような大虐殺が見られない(信長除く)。穏やかで変化を好まない日本の背景には、多神教世襲原理がある。大思想家もでない。

- 日本では法は疎かにされ、実力による支配が幅をきかせていた。律令国家はフィクション。

- 政治家が民の貧困を意識するようになったのは、1200年頃から。

- 日本は穏やかな国柄で、大規模な会戦は多くなく、戦いを科学する伝統がなかった→勝てそうもない太平洋戦争突入

- 源平合戦の頃は本当に一騎打ちだった。集団戦が登場すると、素人が槍で「叩き合う」。

 

 

考える日本史(河出新書)

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