土地は公共性の高いものでありながら、強い所有権、対抗要件としての登記制度、進まない地籍調査などで、所有者不明の土地が増加している。
最近、法律ができたはずと思って調べたら、本書が出た直後から著者も委員になって審議会での検討が始まり、昨年、所有者不明土地の利用の円滑化に関する特別措置法が成立しているようだ。
http://www.mlit.go.jp/common/001249403.pdf
(法律でできること以外にキモがあるかもしれないけれど。)
この検討過程をベースにした概説書があれば、その方が良いかも。
人口減少時代の土地問題 - 「所有者不明化」と相続、空き家、制度のゆくえ (中公新書)
- 作者: 吉原祥子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2017/07/19
- メディア: 新書
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