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読書備忘録です。

傍らにいた人/堀江敏幸

「ひとつの文芸作品を読んで記憶の奥底に刻まれるのは、物語の筋とは一見関わりのなさそうな細部である」と。60を超える作品を連想ゲームのようにして取り上げて、その細部を愛おしむ。そのようにして指摘されないと意識することなく読み飛ばす凡人は、堀江敏幸のような導き手を得て、小説の豊かさに気づかされる。

 

傍らにいた人

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