HONMEMO

読書備忘録です。

パンと野いちご/山崎佳代子

第2次大戦、ユーゴスラビア紛争下での旧ユーゴスラビアの人々の食を中心とする?記憶の聞き書き。6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教などと言われる極めて複雑な地域であることなどにもよるのだが、もう少し整理してもらわないと、読むのが辛い。オーラル・ヒストリー的なもの、柳田國男的なもの、あるいは斎藤美奈子戦下のレシピ」みたいなものを期待していたのだけど、なんだかとりとめがなくて、細部に付き合おうという気が起こらない。期待と違っただけで、文句を言う筋合いではないのだけれど。

 

パンと野いちご: 戦下のセルビア、食物の記憶

パンと野いちご: 戦下のセルビア、食物の記憶