HONMEMO

読書備忘録です。

鶴見俊輔伝/黒川創

鶴見俊輔については、日米交換船、日本人は何を捨ててきたのか、北米体験再考と読んできて、何故か気になる思想家。思想の科学も転向についての著作も読んだことなく、ベ平連の活動や安保闘争も中心となったのは私より一世代上で、私としては実感が乏しいのに。

戦争が終わるとき、負ける側にいたいと思って米国から交換船で帰国した人であり、また、ジャカルタで同僚に下ったインド人捕虜殺害命令が自分に下っていたとしたら自分はどうしたかという自問を抱え続ける。

とりあえず、鶴見俊輔は一区切り。鶴見和子も気になる。

 

鶴見俊輔伝

鶴見俊輔伝