企業の社会的貢献は「利益の最大化」であるとするフリードマンのシェアホルダー・アプローチに代わり、21世紀は、企業の社会的責任は、サステナブルな成長であり、「(ステークホルダーの)価値の最大化」であると考えられるようになってきている。
イエスかノーか、白か黒かの「か」ではなく、一見矛盾する関係であってもそれを合わせることができる「と」の力が重要。
見えない未来を信じる力が、見えている今「と」見えない未来を結びつける。未来は一人一人の小さな信じる力の積み重ねで大きな流れとなる。SDGsの達成には、壮大な人類規模での「と」の飛躍、つまり見えない未来を信じる力が不可欠である。(SDGsはムーンショットである。)
Meの視点でお金を「使う・貯める」のではなく、Weの視点で、お金を寄付する、投資することが重要(投資は寄付の力を最大限に引き出すもの)。
これからのビジネスは、ESGという手段によってSDGsという目標を達成する努力が求められる時代。
個人ができる、見えない未来を実現させるための積み立て長期投資=コモンズ30ファンド(30年、厳選30社、対話を通じ個人の投資の体感を促す)。
測定可能なポジティブ社会的インパクト「と」経済的リターンの両立を目指すインパクト投資が、SDGs投資の王道。インパクト測定、特に社会的インパクト測定がその拡大に重要。
新しい日本の成功モデルは、良い社会的インパクトと同時に経済的リターンをもたらす役割を担う「メイド・ウィズ・ジャパン」、その主役はミレニアル世代である。
なんだ、コモンズ投信の宣伝か、などという小さなことは言わない。SDGsはそれなりに知っていても、お金の世界はよくわからないので、勉強になった。若者に期待をかけるスタンスも爽やか。