マレー諸島などで鳥類を研究、標本を大英博物館に送り、進化論の確立に貢献したアルフレッド・ラッセル・ウォレスの事績、
大英博物館の標本の疎開先ともなったトリング博物館の主ウォルター・ロスチャイルドの偏執的な生物標本収集、
ヴィクトリア時代の羽根飾りファッションの大流行による鳥類の大量虐殺、絶滅、
毛針マニアたちの希少な羽根に対する欲望などその実態、
トリング博物館標本窃盗事件、その犯人エドウィンのアスペルガー症候群は詐病か、
共犯者や盗まれた標本の行方の探索
など、それぞれに興味深くはあるのだが。