2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧
国技、伝統、品格の相撲もこの著者にかかると、なんだかゆるゆる、ほんわか。独特のユーモアの中に戦時中の相撲などへーもあって、くせになる。 おすもうさん 作者:高橋秀実 (たかはし・ひでみね) 出版社/メーカー: 草思社 発売日: 2010/08/24 メディア: …
表紙がおちゃらけているが、中身はまとも。 問題なのは、著者も指摘するとおり、この手の本は読むべき人が手に取らないこと。また、手に取っても考えを変えようとしないばかりか、自らの考え方に周囲を同調させようとすること。 本人が困るだけならいいが、…
ネタバレ 大規模な違法インターネット薬局事業、ソマリアでのマグロ漁(セーシェルのクーデター偽装目的)、武器や麻薬取引など闇の世界の元締め、殺人も意に介さない特異な人格ル・ルーの物語。 アメリカでも異例と受け止められているようだが、犯罪組織のト…
小川洋子と堀江敏幸による架空の往復書簡。 連歌のような? 楽しんで書いてるような気が(憶測) あとは切手を、一枚貼るだけ (単行本) 作者:小川 洋子,堀江 敏幸 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2019/06/18 メディア: 単行本
韓国の政治は、北朝鮮との分断という歴史を背景に、国内的にも保守派と進歩派に分断され、厳しく対立するという状況が規定している(南南葛藤)。 分断は、帝王的大統領制度と幅広い政治任用が助長している面があり、「大統領選挙の翌日から次の選挙を睨んだ権…
主人公緒方は、基本的に真面目、真っ当な人間なのだが、不当な解雇や配偶者の裏切りなど次々に不条理に見舞われ、ついには強盗の片棒を担いで刑務所へ。出所してのちも不運は続き、衝撃のラストへ。 最後「俺の最初の躓きは何だったのか」と、来し方を振り返…
二十四節気ごとに、七十二候の一つをタイトルとして、著名作家が掌篇を書き下ろしたアンソロジーの秋冬編 著者は、西村賢太、重松清、町田康、筒井康隆、長野まゆみ、柴崎友香、山下澄人、川上弘美、藤野千夜、松浦寿輝、柳美里、堀江敏幸 掌篇歳時記 秋冬 …