2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧
フジサンケイグループの初代総帥、戦後直後の財界四天王の一人水野成夫という人をモデルにした小説です。私自身はどこかで名前は聞いたかなというくらいの感じで、正直知らない人でした。本書によると、正力松太郎や渡辺恒雄などと比べても存在感のあるアク…
「劇場型」といわれた小泉政権で拍車がかかったポピュリズムの弊害*1にどこかブレーキがかからないといけないのではないかと思います。妄想というべきですけれども、こういう状態がいきつくところにヒトラーがいるのではないかと思うのです。 鳩山政権には、…
ノーベル賞受賞者小柴昌俊さんの弟子で、ノーベル賞に一番近い日本人と目されていた方だそうです。 骨の髄まで科学者だった人だということがよくわかります。 最後の最後まで、なにか社会に貢献できないかと追及する姿勢に感じ入るばかりです。2009年4月予定…
表題作のほか、ベル・エポック、2+1、へたれ、愛なんかいらねーの5短編。なんというのか、腫れものにさわるようなというのでもないのだけれど、ノー天気な日常とはまた違う繊細な人間関係。 ニート (角川文庫)作者: 絲山秋子出版社/メーカー: 角川グルー…
分類することに意味はないが、ノンフィクションのカテゴリーに入れようとして躊躇し、教養というところにしておくことにする。本書は、自分の内面を見つめ、考える哲学の書。「米兵をなぜ撃たなかったのか」というところは読んだことがある(教科書で?)が…