HONMEMO

読書備忘録です。

2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

陰日向に咲く/劇団ひとり

弱いもの、社会の底辺に暮らす者に対する優しい眼差しがなかなかいいのだけれど、芸人らしいサービス精神から出た(?)仕掛けが邪魔。 陰日向に咲く (幻冬舎文庫)作者: 劇団ひとり出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック:…

北京オリンピック閉幕

ジミー・ペイジ…はぁ。

詩のこころを読む/茨木のり子

茨木のり子が好きな詩を語る。私のような朴念仁にはこのような手引きがないと詩はなかなか分からない。本書は、今年読んだ本で一番かな。ジュニア向けなんだけど。 詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)作者: 茨木のり子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 19…

ネコはどうしてわがままか/日高敏隆

この人のエッセイは、心休まる。タイトルからは、ネコのことがいろいろ出てくると思わせるが、ネコは表題のエッセイ1編のほかには、ちょこっと登場するだけ。 しかし最近は、コンビニで文庫本を売ってるんだな。儲かるのか? ネコはどうしてわがままか (新潮…

地球の果てまでつれてって/横尾忠則

30年前の本。流行の言葉でいえば「スピリチュアルな」世界の影響の非常に大きな人で、私にはついていけないところも多いが、嫌いではない。解説は中沢新一。 地球の果てまでつれてって (文春文庫)作者: 横尾忠則出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1986/03メ…

戦争広告代理店/高木徹

これも「NHKスペシャル」の取材がもととなった本。一国のメディア対策に(さらにはそれを越えて)民間のPR企業が大きな役割を果たすということ自体が驚きだが、伝える側のメディアの使い方とともに、メディア・リテラシーについてもつくづく考えさせられる。…