HONMEMO

読書備忘録です。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

痴人の愛/谷崎潤一郎

コケットリーの極北 耽美的マゾヒズム 痴人の愛 作者:谷崎 潤一郎 発売日: 2017/09/28 メディア: Kindle版

家めしこそ、最高のごちそうである。/佐々木俊尚

本書のテーマについては、いやまさに御同類ということで。半分kindleの使い勝手を試すために。 簡単、なのに美味い!家めしこそ、最高のごちそうである。 作者:佐々木俊尚 発売日: 2014/02/25 メディア: Kindle版

蟹工船・党生活者/小林多喜二

文学史上の記念碑的作品。「蟹工船」は比較的最近話題になって映画化されたりもしていたが、小説として面白いかというと・・・。「党生活者」は、未完のようで、この後の展開が期待されるところで終わっていて残念な感じではある。 青空文庫で。 蟹工船・党…

吾輩は猫である/夏目漱石

中学か高校で読んだような途中までだったような。雰囲気は覚えている。 個人主義の広がりなど日露戦争の頃の世相を知識階級の会話を通じて落語のようなリズムで語る漱石先生の処女作にして異色作。 最近は本を買うということがほとんどなくなった。今年はス…

2100年の世界地図/峯陽一

2100年、人口で4割づつを占めるアジア、アフリカ=アフラシアは、否が応にもその存在感を増す。アフラシアは、西欧植民地支配を受けていた地域であるが、その内部に覇権的振る舞いを懸念される大国がいくつかある(中国、インド、日本、ナイジェリア、エジプト…

古事記 100分で名著/三浦佑之

古事記は、日本書紀と異なり、ヤマト政権の正統性を示すために編まれたものではない。 古事記には、北方系(弥生系)の神話要素もあるが、南方系(縄文系)の民俗や文化要素が濃厚。出雲神話は日本書紀ではわずかしか取り上げられない。 古事記は、聖徳太子が律…