HONMEMO

読書備忘録です。

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

月日の残像/山田太一

何事も、割り切れない、捨てきれないわだかまりのようなものが残るもの。 そこに真実があるのだろう。 月日の残像 作者: 山田太一 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2013/12/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (8件) を見る

ご先祖様はどちら様/高橋秀実

小林秀雄賞というより関川夏央賞だな。 ご先祖様はどちら様 (新潮文庫) 作者: 高橋秀実 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2014/08/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る

名誉と恍惚/松浦寿輝

日中戦争/上海事変下の上海を舞台とする謀略ものロマン。映画「ラスト、コーション」「上海の伯爵夫人」とかカズオ・イシグロ「わたしたちが孤児だった頃」とか、他にもっと本書に近い雰囲気を持つ小説もあったと思うのだが(思い出せない)、魔都上海が舞台と…

スプートニクの恋人/村上春樹

スプートニクの恋人 (講談社文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2001/04/13 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 67回 この商品を含むブログ (371件) を見る

とめられなかった戦争/加藤陽子

テレビ番組がもとになってるからか、スカスカ感がある。 戦争被害受忍論批判や開拓団のエピソードは、唐突に出てきて違和感。 とめられなかった戦争 (文春文庫) 作者: 加藤陽子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2017/02/10 メディア: 文庫 この商品を含む…

古寺巡礼/和辻哲郎

古寺巡礼 (岩波文庫) 作者: 和辻哲郎 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1979/03/16 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 166回 この商品を含むブログ (49件) を見る

シビリアンの戦争/三浦瑠麗

軍が消極的であるにもかかわらず、シビリアンにより攻撃的戦争が引き起こされる。その要因として、シビリアンと軍人とが分断されていることが挙げられる(犠牲を強いられる兵士と平穏に暮らせる市民の間の意識ギャップ)。このため、その解決策としてあげられ…

その姿の消し方/堀江敏幸

その姿の消し方 作者: 堀江敏幸 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/01/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (13件) を見る